vol.5
タイヤセレクト金沢南
笑顔あふれるスタッフ一同
(黒川健太氏、山田彩織氏、中越淳店長、
小坂卓也店長代理、赤井祐太氏)
タイヤセレクト金沢南は、南部の住宅街エリアに位置し、近隣には2店のカー用品量販店が並ぶ。
「中心部から来られるお客様は、まず最初に当店へ来られて、その後近隣のお店にも回って色々比較検討していらっしゃるようです。当然意識していますので、他店に負けない独自のお店づくりを心掛けています。」
中越淳店長は、同業他店が近い地域特性を踏まえ、様々な工夫を凝らしている。
「当店の特徴は、女性のお客様が多いことです。平日の昼間にオイル交換に来られたりするケースもよくあります。またご自分用の車だけでなく、ご主人様用と思われる車の整備に来られるお客様もいらっしゃいます。ですから、女性のお客様に支持していただけるかどうかは、このお店にとって非常に重要です。」
車が移動手段である金沢という地域性もあり、自動車保有率は高く、1人1台の所有が普通という感覚だという。それゆえ、主婦のお客様から、ご家族にもその信頼は広がっていくはずであろう。
「接客の手本となれるよう、大切にしていることは笑顔です。私の場合、かしこまって応対するのではなく、お客様が話しやすいよう絶えず笑顔を心がけています。『スーパーマーケットよりも八百屋さん』の感覚で声かけし、お客様に親しみを持ってもらいたいですね。」
小坂卓也店長代理は、販売の責任者であり、人材育成の役割も担当。店長を盛り上げ、若手スタッフにお客様の立場に立って接客する方法を自らの経験に基づき教えている。
「接客で何より大切なことは、お客様の立場に立つ、気持ちになることです。私自身も経験しましたが、家電量販店など他業種の小売店へ行き、客としてサービスを受けることで、お客様の気持ちを理解できます。例えば説明を受けるのに自分が待たされたり、応対の仕方でどのような気持ちになるのか。スタッフには、そう考えてみることを求めています。スタッフ自らの感じた気持ちが、お客様の気持ちそのものです。」
小さなミスが大事につながる。お客様にもご迷惑をかける。スタッフの教育係である小坂店長代理は、接客に対し意識を高めることを、伝え求めている。お客様との信頼関係づくりは、年々着実に効果を上げている。
前任の店長からお店を引き継いだ中越店長は、お店の雰囲気づくりを加速していく。
「女性スタッフの声を取り入れ、外には花壇を、店内にも花を飾るようにしたところ、店頭でお客様と花の話題で盛り上がることもあります。店内には手書きの商品特長POPや、スタッフのお薦めドライブコースなどを掲示し、お客様から好評です。」一見してタイヤショップとは思えない外観はカフェの雰囲気さえも醸し出している。女性目線で取り入れたアイデアが、着実に実を結びつつあるようだ。
山田彩織アドバイザーは、雰囲気づくりによって女性のお客様が以前より増えたと語る。「ブランケットを用意したり、キッズスペースに子供達の作品を掲示したり、タイヤの匂いを抑えるためにアロマを利用したり、自分たちのアイデアで、お客様に喜ばれるようなお店の雰囲気を心掛けています。お客様にとって、1時間なら待てる空間から2時間でも待てるような空間を目指して、もっと愛されるお店にするために、何ができるかを絶えず考えています。」
愛されるお店づくりへの想いが功を奏し、これまではタイヤ交換だけに来られていたお客様が、車検の依頼などでお店を利用していただいているケースも見られるようになってきたという。
「ダンロップ内での販売コンテスト優勝は、ROZESTの良さをより多くのお客様に知っていただきたいという、スタッフ全員の思いの結果だと思っています。展示に関しても、ROZESTのデザインや質感を感じていただくために、店内展示はもちろん外の展示にも実際のホイールを使っています。」
社内販売コンテスト6年連続優勝は、お客様に支持していただいている優秀店の証。タイヤセレクト金沢南のスタッフの誇りとなっている。
スタッフ全員の団結力こそが、タイヤセレクト金沢南の一番の強みであり、財産でもある。その環境をつくる中越店長の懐の大きさも、このお店の魅力なのだろう。お客様に愛され、地域に愛され続けている理由は、ここにあるのかもしれない。
タイヤセレクトってこんなお店
タイヤランドってこんなお店